同志社大学の井上教授です(^o^)/
◇この2年間、日本に関する書籍がたくさん出版された。
◇中国では、反日教育されているが、実際に日本に来て違うと思っている。
...◇日本は、世界にない、稀な国。
◇京都と同じ北緯は、ヨーロッパにはなく、北アフリカになる。
イタリアのミラノ。ヨーロッパの中では、南に位置するので、南欧とも呼ばれるが、北海道と同じ北緯になります。
⇒このことから、日本がいかに恵まれた暖かい国だという事が分かる。
◇人口は、
フランス + イギリス < 日本
フランスとイギリスを足した数より少し多い。
人口は国力なので、日本は、大国です。
◇自給率で見ると、日本は低く見えるのですが、農産物の生産量で比べると、世界5位。日本は、農業大国なんです。
◇ヨーロッパと比べたら、日本は自然豊かな国。
日本は、草花の大国だと言われています。
◇世界は、日本がうらやましくって仕方がない。
日本は、とよあしはら【豊葦原】、瑞穂の国。
これは自慢ではなく、本当の事。
◇日本は、陸だけでなく、海も豊かな国。
◎本当に恵まれた国が、日本。 (^o^)/
◇言語
「ありがとう」と「Good morning」は、全然違う。
「Good morning」は、あなたと私。 2人の関係での挨拶。
ヨーロッパは、私とあなたの関係。
日本は、みんなで共感している。私、あなただけではない。
「お互いさま」
みんなが同じように感じる。これが大切な社会。
個人と個人の関係が、ヨーロッパと日本は違う。
ヨーロッパでは、不信感。つまり、心は通じないと思っている。
これが西洋人が云う個人。
だから、自分が主張しなければ、譲ったら負け。だから自己主張する。
日本は、何かつながりがあると思っている。
「縁」という何か、目に見えないものがあるように思う。
なんとなく情が通う。
なんとなく心が通う。
アメリカ人のテレビタレントが、「アメリカでは、以心伝心なんて通じない」と言っていた。
◇日本語には「お陰さま」、「お互いさま」と云う言葉がある。(^o^)/
◇今の日本国憲法もこの「個人」が問題。大きくなりすぎている。
(家族の事が書かれていない)
◇あるドイツ人が、
「心の中が、寂しい」と云っている。自分の心を打ち明ける人がいない。寂しい。だから、カウンセラーの所へ行く。(孤立、孤独)
日本人は、家庭の中で、ブツブツ云う。それが、良いんだ。(^o^)/
(心理学者 河合隼雄)
本音を出して、発散しているから。
お互い、心が通じている。
「私が・・・」、「私が・・・」と言わなくてもいい。
ヨーロッパは、言葉自体が「対立」を生む。
カウンセラーの所に行く人は、教会の人が多いとか。
日本語には、
「俺」、「私」、「吾輩」・・・色々あります。
これは、相手の事を考えて選んでいるからです。
「私は」、状況や相手によって変わる。だから、常に、場を柔らかくできる。
さらに、日本語を使っていると、「私は」とも言わなくても良いでしょ。(^o^)/
中国語も韓国語も主語がいるでしょ。中国なんかスゴイ主張するでしょ。(笑)
◆日本人が、外国語が下手なのは、日本語が素晴らしいからだ。
パチパチ (^O^)/ (拍手)
「八月一日日曜日」
これどう読みます?
一日=つい「たち」、「にち」、「び」
同じ「日」をこのように読むことができる日本人は、語学の天才ですよ。(^o^)/
日本語は、物凄く難しいんですよ。
1つの漢字に、色んな読み方があるのは、日本語だけ。
「生物」=(せいぶつ、いきもの、なまもの ・・・)
◇日本語の漢字の使い方は、テレビ型。
世界には6,000語の言語が存在するが、ラジオ型。つまり、耳から聞いてわかる言語。
日本語の場合、
例えば、「貴社の記者、汽車で帰社した」のように、同音異義語が多いから、
漢字を頭に浮かべて意味を考える。(=テレビ型)
ここから言語の豊富さが出てくる。
◇Pithecanthropus(ギリシャ語から来ている)欧米で、この単語を知っている人は少ない。
(Pithec 猿) (anthropus 人)
日本語は、漢字のお陰で、小学生でも意味が分かる。
猿(さる)monkey
(エン)Pithec
欧米では、(さる)monkeyは、分かる人が多いが、 (エン)Pithec が分かる人は、少ない。
「OCULIST」この意味は?
「OCU = 眼」ラテン語から来ています。
日本語では、「眼」医者で、小学生でも理解できる。
ヨーロッパでは、言葉を知っているか、知っていないかで、差がつく。
日本は、みんなが同じように読める。
我々は、文化の程度の高い国にいる。
詩、和歌を身分に関係なくみんな出来る。
◇日本は、世界で1番戦争がなかった国。
1400年間の内、外国へ行って戦争したのは5年間だけ。
ヨーロッパでは、考えられないくらい少ない。
◇江戸時代の260年間は、戦争がなかった。
260年も戦争が無い国は他に無い。しかも自給自足ができている。
◇江戸時代、日本に来たドイツ人、ケッペル氏。
「日本は、12分に発達している国」と云った。
(産業革命以前のヨーロッパは何もなかった)
日本に来ると、街道沿いに、必需品が溢れている。
◇ペリーが来た時。「太平の眠りから覚まされた」。
「太平の眠り」 = 皆が平和でのんびり暮らしていた。
小林一茶は、「春風や 牛に引かれて善光寺」と詠んでいる。
◇日本は、西洋と比べて劣っていない。
◇西洋は、男性中心の国。日本の男性が、奥さんから小遣いをもらっている事を知ってびっくりしていた。
◇「アダムとイヴ」
女性は男性のあばら骨から生まれた。これがヨーロッパの女性観。アダムをさそったイヴは悪い奴。(元を正せば神がイヴを作った事からすべて悪い方向へ)
◇日本は、宗教的にも寛容。
神社も寺も行く。宗教的な争いが無い。
昔、ヨーロッパでは、キリスト教徒でなければ、人間扱いしなかった。また。宗派同士の争いもあった。
日本は、宗教同士の争いが無いでしょう。
信長か比叡山を攻めたが、あれは、信長、個人であって、宗教が攻めたのではない。
日本は、神様、仏さま、お日様、みんな「お陰さま」なんです。
ヨーロッパでは、そう考えていない。神様は、1つ。だから、あれは偽物の神様となる。世界の紛争のたいていは宗教と関係があります。
◎今、「日本の心」が世界で求められている。 (^o^)/
◇ヨーロッパは、古いものを捨ててきた。中国人も同じことを言っている。
日本は、古代と現代を併せ持っている。
だから、お互い、古いものを大事にしてもらいたい。
日本の事を大事にすることが、グローバル化。 (^o^)/
日本という国をもう一度、お互いに自信をもってほしい。
(^o^)/(^o^)/(^o^)/